はじめに
移住前にマレーシアに下見に行った際に心配していたことの一つは食でした。
特に娘は食への警戒心が強いため、ローカルフードなどは難しいだろうと予想していました。また初めての日本以外の地への移住で日本の食事がどれだけ再現できるかは下見だけでは予測できないことも多く、出汁やふりかけ、味噌汁などを日本から持っていきました。
ただ、実際に暮らしてみると日本とそこまで変わらない食事ができるようになりました。
想像以上に日本の味が入手できた
まずは調味料探しから始めました。マレーシア在住日本人であれば絶対知っている日本食スーパー「正直屋」やAEONなどに行けばたいていの調味料は手に入れることができました。さらには、日本食スーパーの正直屋やAEONだけでなく、Jaya GrocerやVillage Grocerなどの現地スーパーでも、日本コーナーを見かけることが多くありました。
お肉はどうか
まずお肉については、牛肉、鶏肉はどこのスーパーでも入手することができました。また各スーパーにはたいていノンハラルコーナーがあるため、そこで豚肉も入手することができました。ただし、提供方法は日本とは異なる部分が多いです。
日本との違いとしては、例えば鶏肉だと一口サイズにカットされたものや骨なしが置いてあることは少なく、骨付きだったり1羽丸々でおいてあるものが多くありました。ただ、帰宅後の下処理は増えますが、もも肉、手羽先、ささみといった部位での販売もあるため、大きく困ることはありませんでした。
牛肉、例えば日本でいう切り落としみたいなものはないですが、焼肉やステーキなどはどのスーパーでもありました。
豚肉については、ノンハラルコーナーにあり、しゃぶしゃぶ用の薄切り肉やバラの薄切り、とんかつにも使える厚切りなど、比較的豊富な種類があるように感じました。また、日本で食べるウインナーに近い豚肉入りウインナーもノンハラルコーナー内で見つけることができました。
野菜とくだもの
野菜も果物も入手できずに困ったものはありませんでした。特に果物は日本より種類も多く価格が安いものもあるため、果物好きであればとてもよい環境だと思います。我が家は全員そこまで果物が好きというわけではないので、決まった果物しか買いませんが、マンゴーやドラゴンフルーツなど、日本ではあまり日常的に買わなかった果物も身近でした。
野菜も入手できなくて困ったものはありませんでした。確かに移住当初は英語で書かれている食材の名前が日本の食材の名前と一致せず苦労しました。同じ野菜たとえばほうれん草でもいくつか種類があったりと移住当初は目当てのものを探すのに時間がかかりました。ただ、一度覚えてしまえば簡単でどのスーパーに行ってもたいてい手に入るので、特に困ることはありません。
家のご飯で日本の味が出せる
各スーパーでの日本の調味料やお菓子などの取り扱いは、日本コーナーとして区切られた一部のため、日本ほどの品揃えはありません。そのため、移住当初は様々な場所のスーパーを回って食材や調味料を探す苦労はありました。ただ、ある程度スーパーを回っていく中でほしいものがどこのスーパーで売っているのかがわかり、移住から数週間後にはそこまで苦労することはなく日本と同じように食事を作ることができるようになりました。
特に心配していたのは娘のお弁当だったのですが、幸いお気に入りのふりかけをいくつかのスーパーで見つけることができ、学校生活も無事スタートすることができました。
日本から持ってきたが現地調達できたもの
極端に言ってしまえば、たいていのものはマレーシアにもありました。特に出汁や味噌汁などは今回たくさん持参したのですが、ほんだしなどは現地スーパーでもよく見かけました。調味料などでは一般的なものであれば現地調達が難しいものはほぼないように思います。
たまに食べたくなる日本の味
それでも寿司ややさしい味のお惣菜、スイーツなど日本の味が恋しくなるときはあります。いまやマレーシアにはたくさんんの日系企業がたくさんお店を出しているので、お寿司はもちろん、日本の優しい味のスイーツも手に入れることは可能です。ただ、やっぱり日本のようにスイーツならこのお店といった選択肢はそこまで多くはなく、またお値段も同じものでも日本に比べると倍以上になったりするため、気軽には難しいと感じています。
まとめ
家での食事を作る際には、日本で使っていたお気に入りのメーカーの商品を100%そろえることは難しいですが、出汁やしょうゆ、みりんなどの基本的な調味料は手に入るため、和食を中心とした普段の食事で不自由を感じることはありませんでした。
当たり前のことではありますが、食に限らず日本と全く同じ生活を再現することは難しく、ある程度の割り切りは必要だと改めて感じています。
ただ、移住前に想像していたよりもマレーシアでは日本の食材が手に入りやすく、今では安心して食事を楽しめています。
また、多文化国家であるマレーシアでは、日本食材だけでなく世界各国の食材がスーパーに並んでいます。これから我が家に合う新しい食材や料理を見つけていくのも楽しみの一つです。
私にとって、食事は「作ること」と「食べること」の両方を含めて生活の満足度に大きく関わるものです。その不安が移住後に解消されたことは、想像以上に大きな安心材料になりました。
